こうえんじ耳鼻咽喉科

のどTHROAT

<のどの症状>

鼻、口、のどはそれぞれつながっており、呼吸をする、物を飲み込む、ことばを発するなどの働きをしています。
扁桃やアデノイドの肥大は睡眠時呼吸障害の原因ともなります。
「食事が全くとれない」「呼吸が苦しい」ことは緊急性が高い場合があり、入院での点滴加療が必要になることがあります。
早めに医療機関に受診する事をお勧めしております。

急性扁桃炎

扁桃腺が細菌の感染で炎症を起こした状態です。主な症状はのどの痛み、発熱であり、抗生剤の内服治療を行います。悪化すると食事が困難となり入院となってしまったり、扁桃周囲膿瘍などの病気に発展してしまう場合があります。早めの治療が大切です。

習慣性扁桃炎

急性扁桃炎を繰り返している状況です。抗生剤による早期の治療が必要ですが、繰り返さない様にうがいなどによる予防が大切です。年に4、5回以上繰り返す場合は手術をお勧めいたします。

扁桃周囲膿瘍

急性扁桃炎が悪化し、扁桃腺の周りに膿が溜まってしまった状態です。のどの痛みだけでなく、食事不能、口が開かない、声が出しにくいなどの症状が伴います。命に関わる状況になる場合があるため、基本的には入院による治療が必要となります。

伝染性単核球症(EBウイルス感染症)

EBウイルスによる扁桃炎です。急性扁桃炎と同じくのどの痛みや発熱が主な症状となりますが、リンパ節が腫れたり、また肝臓や脾臓が障害されることもあります。ウイルス感染のため症状に合わせた治療と安静が治療となりますが、のどが痛く食事ができないほどの強い症状の際には入院治療をお勧めいたします。

溶連菌感染症

小児の発熱、のどの痛みが症状です。のどの痛みの多くはウイルスの感染が原因ですが、細菌感染である場合は溶連菌を疑います。時に心臓の弁や腎臓に合併症を起こすことがあるため、しっかりと診断をして抗生剤の治療することが大切です。当院では当日に検査診断ができますのでご相談ください。

扁桃肥大、アデノイド肥大

扁桃腺や鼻の奥にある咽頭扁桃(アデノイド)が大きくなり、鼻やのどの空気の通り道を狭くしてしまった状態です。鼻づまり、滲出性中耳炎、いびき、無呼吸の原因となります。3歳ごろから大きくなり、7、8歳で空気の通り道に対し占める割合が最大となりますがその後自然に小さくなることが多いといわれています。滲出性中耳炎を繰り返す、ご飯が食べづらく成長が悪い、夜間呼吸が止まっているなどの症状がある場合は手術の適応となります。

急性咽頭喉頭炎

いわゆる、のど風邪の状態です。内服加療、ネブライザーの使用などで治療を行います。

急性喉頭蓋炎

のどの奥にある喉頭蓋というヒダに炎症が強く起きた状態です。のどの奥が非常に痛い、声が出しにくくなってきたなどの症状が特徴です。非常に急速に症状が進んでしまうことがあり、時に呼吸困難を来たす非常に危険な病気です。基本的には入院による治療が必要です。

声帯ポリープ

のどぼとけの裏側に声帯という器官があり、声帯を空気で震わせることで声が出ます。無理な発声を繰り返したり、喫煙が原因となり声帯にポリープができると声の質が悪くなり嗄れてしまいます。声の安静や内服や吸入で改善することもありますが、改善に乏しい場合には手術をお勧めいたします。

喉頭腫瘍

声の嗄れが長く続く、タバコを以前でもある程度長期に吸っていたなどの症状がある場合には注意が必要です。喉頭ファイバーにて声帯の状態をチェックすることをお勧めいたします。声帯ポリープや声帯結節、時に喉頭癌の可能性があります。

咽喉頭異常感症

なんとなくのどがイガイガする、違和感があるなどの症状が比較的長く続く状態です。原因検索のため鼻からのどまでのファイバーによる診察をお勧めいたします。ストレスなどでも生じる場合があります。

口内炎

体調不良などの際に口の中に傷ができ、なかなか治らずに浅い潰瘍ができる状態です。軟膏やビタミン剤の内服で軽快することが多いですが、改善がない場合は他の病気、また癌である場合も考えられます。

味覚障害

栄養不足、ウイルス感染の後などに生じることがあります。亜鉛欠乏症が原因であることが多く、補充療法にて軽快することがあります。

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