以上のことが当てはまる場合は閉塞性睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
まずはお気軽にご相談ください。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは、空気の通り道がせまくなることで睡眠中に呼吸が止まったりいびきがひどくなり、日常生活にさまざまな障害を引き起こす病気です。
また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病とも関連があるといわれており、正常の方と比べると2~3倍程度の危険性があるといわれています。
なぜ空気の通り道(気道)がせまくなるのでしょうか?
正常でも仰向けに寝ると、重力により舌や軟口蓋が落ち込み、気道が狭くなります。そして睡眠時はのどの周囲の筋肉の緊張もゆるみがちになります。さらに筋力の低下(加齢)、舌が大きい(肥満)、顎が後退している、扁桃肥大がある、 軟口蓋が長い(形態的問題)などの理由で気道が狭くなります。アレルギー性鼻炎など鼻症状が強い方も空気の通り道が狭くなります。
専用の問診票を用いてお話をお聞きします。また内視鏡を用いて鼻や喉の狭い部分がないかどうか詳細に診察いたします。
お貸し出し、自宅で検査いただきます。結果により今後の方針をご提案いたします。
簡易型検査キットでは呼吸状態の重症度をAHI(Apnea Hypopnea Index:無呼吸低呼吸指数)で表します。AHIとは1時間に10秒間以上の無呼吸・ 低呼吸(呼吸が浅く・弱くなる状態)が発生する回数を示すものです。
AHIが5回以上認められ日中の眠気などの症状がある場合に、AHI 15回以上では症状がなくても治療の必要があるといわれています。
中等度から重度の無呼吸症には最も効果の高い治療方法です。
就寝中にマスクを装着しCPAP装置から空気の通り道に圧をかけることで、気道が塞がることを防ぎます。
簡易検査装置でAHI40以上、または精密検査(PSG検査)にてAHI20以上が認められた場合に保険治療の適応となります。(1ヶ月約5000円程度)
続けていくことが大切でであり、CPAPがしっかり使えているかどうか定期的な外来通院の中で確認、適宜後相談いたします。
根本的な原因として体重増加があります。適度な運動による減量をお勧めいたします。
また適度な飲酒、禁煙をご指導いたします。
扁桃腺肥大、また鼻の疾患(鼻中隔彎曲症・アレルギー性鼻炎・慢性副鼻腔炎など)がありCPAP治療が難しい場合は手術をお勧めすることがあります。
軽度中等度の無呼吸症、またCPAPが使用困難な患者様には、マウスピースを使用することで下顎を前方に固定して空気の通り道を広げるようにします。
近医歯科と連携し作製していただきます。