今年の土用の丑の日は、7月26日です。
うなぎを召し上がる方が増えるこの時期、耳鼻咽喉科では「うなぎの骨がのどに刺さった」というご相談が増えることがあります。
うなぎはやわらかく食べやすい食材ですが、細くて硬い骨が残っていることがあります。特に急いで食べたり、よく噛まずに飲み込んだりすると、のどに骨が刺さってしまうことがあります。
骨が刺さったときの症状
うなぎの骨がのどに刺さると、次のような症状が出ることがあります。
・飲み込むとチクチク痛む・のどに何か引っかかっている感じがする・唾を飲むと痛い・痛みが片側だけにある・食事のあとから違和感が続く小さな骨でも、のどの粘膜に刺さると強い違和感や痛みが出ることがあります。
ご家庭で無理に取ろうとしないでください
「ご飯を丸飲みすると取れる」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これはおすすめできません。
ご飯などを無理に飲み込むことで、骨がさらに深く刺さってしまったり、のどを傷つけてしまったりすることがあります。
また、指や箸で無理に取ろうとするのも危険です。見えにくい場所を傷つけたり、骨を奥へ押し込んでしまったりする可能性があります。
お子さんは特に注意が必要です
お子さんの場合、のどの診察や処置に慣れていないことが多く、骨を取るときに強い嚥下反射や嘔吐反射が出てしまうことがあります。
実際に、処置中に気持ち悪くなって吐いてしまうお子さんも少なくありません。
また、骨が刺さった痛みや、骨を取る処置の怖さが強く印象に残り、
「もう二度とうなぎは食べない」
と言うお子さんもいます。
せっかくの季節の食事が、つらい思い出になってしまわないように、特に小さなお子さんには、あらかじめ骨がないか確認し、少しずつ、よく噛んで食べるようにしましょう。
もし食後に「のどが痛い」「チクチクする」「何か刺さっている感じがする」と訴える場合は、無理に食べ続けさせず、早めに耳鼻咽喉科へご相談ください。
骨が刺さったと思ったら
まずは、無理に食べ続けないことが大切です。
軽い違和感だけで自然に改善することもありますが、痛みや引っかかり感が続く場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。
耳鼻咽喉科では、のどの奥を確認し、必要に応じて専用の器具で骨を取り除きます。
予防のためにできること
うなぎを食べるときは、以下の点に気をつけましょう。
・ゆっくりよく噛んで食べる・小さなお子さんには、あらかじめ骨がないか確認する・一口を小さくして食べる・違和感があれば無理に飲み込まない・食べている途中で痛みを訴えたら、無理に食べさせないおいしくうなぎを楽しむためにも、少しだけ注意して召し上がってください。